尼崎の相続税理士が教える！「相続土地国庫帰属制度の帰属件数」

こんにちは、相続税理士の香川晋平です。
せっかく土地を相続したものの、自宅から遠く、雑草などの管理も大変だし、相続した土地の近所の方から苦情もくるし。。。　かと言って、売却しようにも全然買い手が見つからずに困っているという方も少なくないようです。
そんな方のために、令和5年4月27日から「相続土地国庫帰属制度」という制度が始まり、以前に解説しました。
下記記事のリンク
https://www.hanshin-shinkoku.com/all/inheritance-land-national-treasury-assignment-system/

昨年、この制度の速報値が公表されましたので、今回はこれについて解説しますね。

主な内容は、下記の通りです。
①申請件数(令和6年7月31日現在)
総数は2,481件で、地目別にみると、最も多かったのが田・畑で930件、次いで宅地の889件、山林391件、その他271件でした。

②帰属件数
総数は667件で、種目別に見ると宅地が最も多く272件、次いで農用地の203件、森林20件、その他172件でした。

③却下件数
却下件数は11件で、却下理由は次のとおりでした。
・現に通路の用に供されている土地に該当したが９件
・境界が明らかでない土地に該当したが２件

④不承認件数
不承認件数は30件でした。

⑤取下げ件数
取下げ件数は333件でした。

上記のように、この制度を利用されている方も多いようですので、相続した土地で困っている方は、専門家にご相談されることをオススメします。
もちろん、私どもでも、しっかりアドバイスさせて頂きます。
尼崎、西宮、伊丹、宝塚、大阪市西淀川区などの阪神間で相続にお困りの方は、お気軽にご相談下さいませ。

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