尼崎の相続税理士が教える!「令和5年の相続税の調査等の状況」

こんにちは、相続税理士の香川晋平です。
昨年末に、国税庁から「令和5事務年度における相続税の調査等の状況」というものが公表されました。

*詳細はこちら で下記をリンク
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2024/sozoku_chosa/pdf/sozoku_chosa.pdf

今回は、公表された主な内容について、記載しますね。

①相続税の実地調査の状況
実地調査の件数は8,556件でした。
前年は8,196件ですので、前年比104.4%でした。
このうち申告漏れ等の非違件数は7,200件(前年7,036件)、重加算税賦課件数は971件(前年1,043件)でした。
追徴税額は735億円(前年669億円)で、1件当たりの追徴税額は859万円(前年816万円)でした。

②簡易な接触の状況
接触件数は18,781件でした。
前年は15,004件でしたので、前年比125.2%と大幅に増加しました。
このうち申告漏れ等の非違件数は5,079件(前年3,685件)、申告漏れ課税価格は954億円(前年686億円)、追徴税額合計は122億円(前年87億円)と、いずれも簡易な接触の事績の公表を始めた平成28事務年度以降で最高となりました。

③無申告事案に対する実地調査の状況
実地調査の件数は690件でした。
前年705件ですので、前年比97.9%となっています。
このうち申告漏れ等の非違件数は613件(前年607件)でした。
追徴税額は123億円(前年111億円)で、1件当たりの追徴税額は1,787万円(前年1,570万円)でした。  

④贈与税に対する実地調査の状況
実地調査の件数は2,847件でした。
前年は2,907件ですので、前年比97.9%となっています。
このうち申告漏れ等の非違件数は2,630件(前年2,732件)でした。
追徴税額は108億円(前年79億円)で、1件当たりの追徴税額は380万円(前年270万円)でした。
財産別非違件数は現金・預貯金等が最も多く1,824件、次いで有価証券の412件、土地の91件、家屋の41件、その他17.0%となっています。

令和5年の調査等の状況は、上記のような概要になっておりますが、相続税申告の調査は増加傾向にあり、1件当たりの追徴税額も多額になっていますので、相続税申告が必要となる場合には、専門家にご相談されることをオススメします。
もちろん、私どもでも、しっかりアドバイスさせて頂きます。
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