尼崎の相続税理士が教える!「令和4年の相続税の調査等の状況」

こんにちは、相続税理士の香川晋平です。

昨年末に、国税庁から「令和4年事務年度における相続税の調査等の状況」というものが公表されました。

*詳細はこちら で下記をリンク
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2023/sozoku_chosa/pdf/sozoku_chosa.pdf

今回は、公表された主な内容について、記載しますね。

①相続税の実地調査の状況
実地調査の件数は8,196件でした。
前年は6,317件ですので、前年比130.0%と大幅に増加しています。
このうち申告漏れ等の非違件数は7,036件(前年5,532件)、重加算税賦課件数は1,043件(前年858件)でした。
追徴税額は669億円(前年560億円)で、1件当たりの追徴税額は816万円(前年886万円)でした。

②無申告事案に対する実地調査の状況
実地調査の件数は705件でした。
前年576件ですので、前年比122.4%となっています。
このうち申告漏れ等の非違件数は607件(前年502件)でした。
追徴税額は111億円(前年74億円)で、1件当たりの追徴税額は1,570万円(前年1,293万円)でした。

③贈与税に対する実地調査の状況
実地調査の件数は2,907件でした。
前年は2,383件ですので、前年比122.0%となっています。
このうち申告漏れ等の非違件数は2,732件(前年2,225件)でした。
追徴税額は79億円(前年68億円)で、1件当たりの追徴税額は270万円(前年287万円)でした。
財産別非違件数は現金・預貯金等が最も多く2,004件、次いで有価証券の290件、土地の82件、家屋の40件、その他16.7%となっています。

令和4年の調査等の状況は、上記のような概要になっておりますが、相続税申告の調査は増加傾向にあり、1件当たりの追徴税額も多額になっていますので、相続税申告が必要となる場合には、専門家にご相談されることをオススメします。

もちろん、私どもでも、しっかりアドバイスさせて頂きます。 尼崎、西宮、伊丹、宝塚、大阪市西淀川区などの阪神間で相続にお困りの方は、お気軽にご相談下さいませ。

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