令和３年の相続税の調査等の状況

こんにちは、西宮・尼崎エリアの相続に強い税理士、香川晋平です。

昨年末に、国税庁から「令和３年事務年度における相続税の調査等の状況」というものが公表されました。
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今回は、公表された主な内容について、記載しますね。

①相続税の実地調査の状況実地調査は、資料情報等から申告額が過少であると想定される事案や、申告義務があるにもかかわらず無申告であると想定される事案等について、実地調査が実施されました。
コロナの影響で実地件数が大幅に減少した令和２年に比べると、実地調査件数は6,317件で対前年比123.7%となりました。
追徴税額の合計は560億円となり、こちらは対前年比116.2%となりました。

実地調査１件当たりの申告漏れ課税価格は3,530万円で、対前年比101.0％となり、過去10年間で最高となりました。
実地調査１件当たりの追徴税額は886万円で、対前年比は93.9％となりましたが、前年は
過去最高の追徴税額だったので、前年に次いで過去２番目に大きい額となりました。

②簡易な接触の状況
簡易な接触件数は14,730件で、対前年比108％となりました。
申告漏れ等の非違件数は3,638件で、対前年比116.1%となりました。
申告漏れ課税価格は630億円で対前年比112.5%、追徴税額は69億円で対前年比107.2%となり、いずれも簡易な接触の事績の集計を始めた平成28年以降で最高となりました。

簡易接触1件当たりの申告漏れ課税価格は428万円で対前年比104.2％、簡易接触1件当たりの追徴税額は47万円で対前年比99.2%となりました。

令和３年の調査等の状況は、上記のような概要になっておりますが、相続税申告が必要となる場合には、専門家にご相談されることをオススメします。
もちろん、私どもでも、しっかりアドバイスさせて頂きます。
尼崎、西宮、伊丹、宝塚、大阪市西淀川区などの阪神間で相続にお困りの方は、お気軽にご相談下さいませ。

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